腰椎穿刺は、脳脊髄液(のうせきずいえき)を採取するための検査です。脳と脊髄は脳脊髄液という液体に浮かんだ状態で存在します。この液体は脳や脊髄を衝撃から守るクッションの役割をしています。脳炎や髄膜炎、多発性硬化症、ギラン・バレー症候群を始めとした末梢神経障害など、さまざまな神経の病気で脳脊髄液に異常な所見が現れます。脳脊髄液を調べることで、病気の診断や重症度の評価、治療の効果判定に役立ちます。
検査はベッドに横向きに寝て、背中を丸めていただきながら行います。腰の部分を消毒し、局所麻酔をした後に細い針を挿入します。針の先が適切な位置に達すると脳脊髄液が流れ出るため、必要な量を採取します。採取が終わったら針を抜いて終了です。
検査自体は通常30分程度で終わります。終了後は頭痛などの合併症が起こりにくくなるよう、1~2時間ほどベッドで仰向けに安静にしていただきます。

