疾患について
パーキンソン病は、脳の中脳にある「黒質」と呼ばれる部分の神経細胞が減少し、体をスムーズに動かすための指令を伝える神経伝達物質「ドパミン」が不足することで発症する疾患です。主に、じっとしている時に手足が震える(静止時振戦)、筋肉がこわばる(筋強剛)、動きが遅く・少なくなる(寡動)、体のバランスがとりにくく転びやすくなる(姿勢反射障害)といった運動症状がゆっくりと進んでいきます。パーキンソン病と似た症状を示す別の疾患(パーキンソン症候群)も多く存在しますので、ご自身の状態に合った適切な治療を行うためには専門医による適切な診断が重要です。
トピックス
パーキンソン病の治療は日々進歩しており、新しい薬剤が次々と登場しているほか、薬の内服だけでは症状のコントロールが難しくなった場合でも、機器を用いたデバイス補助療法(脳深部刺激療法や、レボドパ・カルビドパ配合経腸用液療法、ホスレボドパ・ホスカルビドパ水和物持続皮下注療法など)の選択肢が広がり、患者様の生活の質(QOL)を長く維持することが可能になってきました。また、国内ではiPS細胞を用いた再生医療の臨床試験も行われ、治療としての実用化も目前に迫っており、将来の新たな根治的治療法として大きな期待が寄せられています。
