疾患について
視神経脊髄炎スペクトラム障害(NMOSD)は、自己免疫の異常により視神経や脊髄を中心とした中枢神経に炎症が起こる疾患です。
多くの方で抗AQP4(アクアポリン4)抗体が認められ、この抗体が脳や脊髄の炎症を引き起こすと考えられています。
急な視力低下、手足の麻痺やしびれ、排尿障害のほか、持続するしゃっくりや嘔吐などがみられることもあります。
再発を繰り返すことで後遺症が残ることがあるため、正確な診断と早期からの適切な再発予防治療が重要です。
トピックス
治療の進歩
NMOSDの治療は近年大きく進歩しました。
現在は再発を強力に抑える生物学的製剤(特定の分子を標的とする治療薬)が複数使用可能となっています。これらの治療は、補体やIL-6など免疫反応の重要な経路を選択的に抑えることで、再発率の大幅な低下が示されています。
NMOSDは「再発を防ぐこと」が最も重要な疾患です。早期から適切な治療を行うことで、長期的な障害予防が期待できる時代になっています。
当科では最新の知見を踏まえ、患者さん一人ひとりの病状や生活背景に応じた最適な治療方針をご提案しています。
NMOSDで使われる生物学的製剤

